トップページ > 受賞作品一覧

2012年度 受賞作品一覧


  • 『電子国土賞2012』 モバイル部門 PC部門 コンテンツ部門

  • 『電子国土功績賞2012』 電子国土功績賞

  •  2012 受賞者コメント


  • モバイル部門 『電子国土賞2012』 受賞作品

    東京時層地図  東京時層地図は、近代測量の黎明期にあたる明治初期の地図から現在までの地図や空中写真等をiPhone・iPadに表示する地図アプリケーションです。収録範囲にはほぼ東京23区が含まれていて、政治・ 経済の中心である霞ヶ関・丸の内・新宿や若者文化の渋谷といった地域から高度経済成長以降著しく都市化が進んだ郊外まで変遷を、一定の精度のもった地図を用いて知ることができます。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     明治初期から現代までの旧版地図等を簡単な操作で直感的に表示させることができるソフトウェアで、内蔵のGPSを利用することで当時の様子を感じ取りながら街歩きなどを楽しむことができます。横浜版の提供予定でありユーザの拡大が期待できます。
    QZS Prove Tool  準天頂衛星初号機を用いた民間利用実証向けモバイル・データ・コレクタ機能を有し、SPACが貸出しているQZSR受信機の観測データを、閲覧、保存及びシリアル出力を行うシステムです。QZS L1C/A、L1-SAIF、IMES各信号に対応しており、現時点で唯一のツールです。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     電子基準点データを利用するとともに日本独自の測位衛星(準天頂衛星)に対応した独創性に富んだGISソフトウェアです。大規模な実証実験がすでに実施されており、今後は幅広い分野での利用が期待できます。
    ページトップへ戻る

    PC部門 『電子国土賞2012』 受賞作品

    カシミール3D  地図ブラウザ機能を基本に、風景CG作成機能、GPSデータビューワ・編集機能、ムービー作成機能、山岳展望機能などの多彩な機能を搭載しています。国土地理院の数値地図の標高や地図画像、基盤地図情報、電子国土などを読み込んで処理することができます。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     国土地理院が提供する様々な地図情報などをもとにいろいろなレンダリングを行うことができるソフトウェアで、特に、山岳の3D風景図や鳥瞰図についてはリアルで多彩な画像を生成してくれます。また、プラグインを追加することで、さらに多くの地形データを読み込めるなどの発展性にも優れています。
    基盤地図対応GDAL/OGR  国土地理院発行の基盤地図情報を代表的なGISアプリケーションで利用するためのデータ形式コンバータで、SHP形式やGeoTIFFなどの汎用データ形式に変換できます。対象のデータは以下のとおりです。
    ・基盤地図情報 縮尺レベル25000
    ・基盤地図情報 縮尺レベル2500
    ・基盤地図情報 数値標高モデル
    ・基盤地図情報 測量の基準点
    ・基盤地図情報 街区の境界線及び代表点
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     基盤地図情報を汎用的なデータ形式に変換する簡便な無償のツールであり、このソフトウェアが普及することによって基盤地図情報の利用促進が大いに期待できます。
    地図太郎シリーズ
    「地図太郎」
    「地図太郎PLUS」
     従来専門家のツールとして使われてきたGISを、誰もが情報管理や記録のツールとして使えるように、低価格、簡単操作をコンセプトに開発したものです。GIS入門用に、調査用に、学会等のプレゼン用、地域や街づくり、また個人的な情報の記録や管理、教育現場での地図学習からビジネスまで、様々な場所で有効に使えます。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     電子国土基本図などの国土地理院データを容易に取り込め、十分な機能を有しながらも、安価で簡便なソフトウェアであることが特徴として挙げられます。その結果、GISユーザの拡大や電子国土基本図などの普及に貢献した点が高く評価されました。
    交通情報管理解析システム  自動車メーカーや、携帯ナビ事業者、交通事業者が所有するビックデータと呼ばれるプローブ情報(走行履歴情報)を用いて、道路の渋滞箇所や、交通事故危険個所などの特性分析、道路整備効果及び対策効果を総合的かつ視覚的に分析するためのソフトウェアです。プローブ情報をデータベース化して、分析に必要な期間、日時、路線にてデータを高速に抽出します。また、基盤地図上への高速表示、Excelへのデータ出力を可能とし、直感的な操作性と高速処理化によって、データ整理、可視化にかかる負担を大幅に軽減します。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     プローブデータのデータベースを使用して、簡単な操作でデータ分析・抽出・集計でき、その結果を基盤地図情報に高速に表示するソフトウェアで、膨大なデータの効果的な分析手法として期待できます。
    ページトップへ戻る

    コンテンツ部門 『電子国土賞2012』 受賞作品

    スカイビュースケープ「山っぷ」
    (山岳立体地図画像)
     特許技術「赤色立体地図※」と、国土地理院発行の1/25,000地形図との組み合わせにより、二次元地図から立体情報を客観的に判読できる「二次元版レリーフマップ」です。
    ※ 第3670274号「視覚化処理システム、視覚化処理方法、及び視覚化処理プログラム」
    ※ 第4272146号「立体画像作成装置及び立体画像作成プログラム」(通称、「赤色立体地図」作成プログラム)」)
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     赤色立体地形図と国土地理院データを組み合わせて表示することで、土地の形状がわかりやすく表示され、等高線と地形との関係が直感的にわかりやすい地形図になっています。登山地図のほか、小学校の社会科教材として使われるなど小学生への地図普及に貢献しています。
    3Dプリンターによる
    被災地の詳細立体
    地形模型の作製
     平成23年3月に発生した東日本大震災により大津波の被害を受けた地域の復興計画支援のため、国土地理院より震災後に撮影したオルソ空中写真画像、レーザー測量による数値標高モデル(DEM)、津波浸水地域のベクトルデータの提供を受け、これらから3Dモデルを構築し3Dプリンターを用いて立体模型を作成します。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     DEMデータから発生させたTINに空中写真画像を重ねて作成したデータにより地形を詳細に表現した立体模型が作成でき、特に津波被災地の復興計画などにおいて視覚的な情報として有効です。
    歴史的農業環境
    閲覧システム
     明治初期に作成された「第一軍管地方二万分一迅速測図」を現在の位置情報と重ねあわせ可能なGISデータに変換し、作成したデータを一般の方にも閲覧しやすいWebGISとして公開したものです。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     迅速測図を広域に幾何補正して現在の地理情報と重ね合わせられるようにしたもので、土地利用の変化を容易に分かりやすく確認でき、教育、研究、防災などの分野でも利用されています。
    文部科学省放射線量
    等分布マップ拡大サイト
     東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響を詳細に確認できるようにすることを目的に、放射線量等分布に関わる情報を、誰もが閲覧できるよう構築したWebサイトです。文部科学省が計画し、(独)日本原子力研究開発機構や(財)日本地図センター等の協力により、航空機モニタリング、走行サーベイ、現地モニタリング等の成果をそれぞれ地図情報化しました。電子国土の特性を活用し、重合せ表示や選択表示、広域表示や拡大表示作成、ポップアップによる属性の表示、調査方法や利用上の留意点などの説明表示を、閲覧者が自在に選択できます。 各種モニタリングは、今後も繰り返し実施されることになっており、その結果は当サイトにも反映されます。さらに外国人向けに英語・ローマ字併記の拡充も予定しています。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     行政や専門家・研究者だけではなく、一般の人々も強い関心を持っている事柄を分かりやすく閲覧できるよう工夫された社会的貢献度の高いコンテンツです。調査の進展に伴って情報の追加・更新を行うことができるので、長期的な情報提供サイトとしての利活用が期待できます。
    ページトップへ戻る

    『電子国土功績賞』受賞作品

    選考委員会からの推薦をもとに国土地理院長が表彰するもの

    FieldAccess  iPhone、iPod touch、iPad向けの、電子国土および数値地図ビューアです。“地形図ビューア” として、モバイル端末上で電子国土の各種背景地図を表示でき、GPSを用いて現在地の表示、トラックログの記録と表示、特定位置をピンでマークする、などの操作が可能です。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     電子国土基本図やオルソ画像を速く表示できる操作性に優れたソフトウェアでモバイルにおける地形図ビューアとして期待されます。また、東日本大震災の被災地について無償で利用できるサービスも行っており、復興に役立っています。
    ArcGIS Desktop (1)ArcGIS Desktop(アークジーアイエス デスクトップ)
    PCのデスクトップ上で空間データのビジュアライズ、分析、編集、処理、管理などを行うためのGISソフトウェアです。
    (2)ArcGIS Desktop 各種データ変換ツール
    日本国内の顧客がArcGISをご利用される際に必須となる各種データ形式を、GISデータとして取り込むためのツール群です。ArcGIS Desktopに標準添付されています。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     GISに携わっている方が一度は利用したことのある老舗のソフトウェアを国内で利用する際に必要となる各種変換ツールで、沢山のユーザーの利用環境向上に貢献しています。
    PlugXシリーズ  Adobe Illustratorによる地図調製をサポートするプラグイン群で、国土地理院の地図データを始めとするGISデータの読み込みを行う製品や、地図を効率的に編集するための機能を有している各種の製品が存在します。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     地図をグラフィックとして簡単に操作できるという独創的な発想により、国土地理院の地図データやGISデータの利用範囲を拡大するとともに、地図制作の効率化に貢献しています。
    ヤマレコ  登山やハイキングなどの活動記録を共有するサイトで、利用者は自分の登った山の写真や感想、ルートなどの情報を登録し、他の利用者との情報共有および交流を図ることができます。
     紹介ビデオ(約5分)
     
     【選考理由】
     登山愛好家はもとより、家族やグループでの登山計画や登山記録が共有でき、コミュニティ作りにも役だっています。
    ページトップへ戻る

    国土地理院長が選考して表彰するもの

    河川管理情報共有化システム  河川管理に関する既存のデータ(平面図、各種台帳など)を電子国土上で位置情報と併せて管理、情報共有し、河川管理における業務の効率化、共有化を図るものである。
     
     【選考理由】
     電子国土を活用することで、河川管理業務の効率化を安価に実現した先駆的なシステムです。河川管理にとどまらず、電子国土の利活用による行政内の横断的な情報共有が期待されます。
    ページトップへ戻る
    Copyright. Geospatial Information Authority of Japan. ALL RIGHTS RESERVED.