2013年度 受賞作品一覧
モバイル部門 『電子国土賞2013』 受賞作品
OWGS災害情報システム | OWGS災害情報システムは、災害情報を始め管路情報や施設情報等、水道に関する様々な情報を共有するためのGISをベースとしたシステムです。管路の漏水事故現場や施設点検箇所の写真などの現場状況をスマートフォンに入力し、簡単な操作でクラウドサービスに送信することができます。このシステムは地震や風水害などの大規模災害発生時に多種多様な情報を電子化し、通信ネットワークを通じて関係者が情報を共有することで迅速かつ、的確な判断と効率的な活動ができるように支援します。また、このシステムの最大の特徴は、災害時のみならず、平常時においても利用できることです。現場から持ち帰ったデータの再作成の手間や、音声通信などによる情報伝達齟齬のリスクを軽減することができます。
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海老名市防災アプリケーション | 基盤地図情報2500を背景図とした地図を組み込んだ海老名市防災マップのスマートフォン用アプリケーションです。普段はなかなか持ち歩くことが出来ない印刷物の防災マップの情報のすべてをアプリケーションに詰め込みました。大きな特徴は、スマートフォンのGPS機能を利用した現在地検索が可能な点と、データ一式をダウンロードすることによりオフラインでの地図の閲覧検索が可能な点です。
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PC部門 『電子国土賞2013』 受賞作品
三次元数値図化システム | 本ソフトウェアは、航空写真や人工衛星等でステレオ撮影されたデジタル画像を用い、空中三角測量、数値図化・編集、自動標高データ取得、写真地図(オルソフォト)作成等を行い、空間情報を生成することができる、3 次元デジタルステレオ図化機です。地図作成には欠かせない、多くの機能が標準搭載された統合パッケージですので、導入コストも低く抑えられます。これまで多業種のユーザーに利用頂き、その作成データは多くの成果品として利活用されてきました。
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PlugX-国土基本情報Reader | 『数値地図(国土基本情報)』SHP形式データを、ベクトルグラフィックソフトAdobeIllustratorで直接読み込むためのプラグインです。シンプルな操作によって自動でデザイン設定された地図データが生成され、ベクトル形式なので自由に地図自体の加工・編集が可能となります。本格的地図制作から簡単な案内図の作成まで幅広く利用できます。その他に、複数メッシュの自動接合/地図投影法指定/読み込む緯度経度範囲の絞りこみ/ベクトル線の自動連結/折れ線のベジェ曲線変換等の機能も備えています。
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空間アルバムソフトウェア | デジカメ写真と地図を利用し、キャプションを加えて、ストリートビューのような3次元アニメーションを伴うスライドショーを簡単に作成できるエディターと、作成したコンテンツをウェブブラウザ上で閲覧するビューワからなるソフトウェアです。日記や旅行記のような個人的なコンテンツの作成から、博物館での展示や、比較的大規模なフィールドワークの支援にまで活用されています。
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Exiftw | QGISなどGISソフトを利用して地図を作成するときに写真を簡単に取り込めるようにするツールです。フォームにファイルをドラッグするだけでExif情報からワールドファイルを作成します。フォルダ一括処理機能も搭載しています。また、位置情報がない普通写真でも、位置とサイズを指定したワールドファイルを作成できます。
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コンテンツ部門 『電子国土賞2013』 受賞作品
ピーチマップ3Dポストカード | 塩化ビニールを使用した、立体地形模型と葉書面を一体成型したポストカードです。リアルな彩色立体模型と、実際に切手を貼ることで葉書として使用できるのが特徴です。
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坂井市Web Map | 市役所職員がサイトの構築を行なっており、外部委託を行っていないため、庁内の統合型GISで登録した情報を随時メニュー追加することができます。ハザードマップ等、市民生活に役立つ位置情報を中心に掲載しています。また、位置情報(点)を表すレイヤについては、可能な限り地図上のアイコンのクリックで、HPが表示されるようにし、位置情報(施設)の詳細情報を取得できるようにすることで、ユーザーが得たい情報を取得できるようにしています。
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電子地図教材共有システム | 学校教育における電子地図教材の普及を目的として開発しました。ごく少数の教師を除き、教師・その他教育関係者が一般的なGISソフトを利用するには敷居が高く、普及が進んでいません。この現状を打開するため、GISの専門的知識を持たなくとも、授業や資料づくりにGISを活用・データのフリーライセンス提供をコンセプトとして開発しました。また、学校環境によってソフトインストール・インターネット環境等の制約にも対応できるように、スマートフォン・タブレット等のデバイスやオフラインでも電子地図教材を活用できるように設計しています。
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『電子国土功績賞2013』受賞作品
OpenSNP(ASP) | 地域SNSエンジン「OpenSNP(ASP)」は、地域活性化に特化したSNSシステムで、全国各地の40近いサイトで運用されています。当初よりGoogleMapを利用した地図機能を持ち、コミュニティやブログから同一マップに情報をカテゴリー別に集積する機能を有して活用されています。その後、電子国土web採用による切り替えやGPSによるルート取得などの機能を追加し、よりGISソフトウェアとしての充実を実現しています。OpenSNPで運用されるサイトは、それぞれをデータ連係させることができ、災害発生時には各サイトが連携することにより情報共有を実現して、より効果的な被災地支援に役立っています。
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北上川下流域立体地図 | 国土交通省 東北地方整備局 北上川下流河川事務所の委託をうけ作成したレリーフマップです。事務所より貸与された東日本大震災前後の航空レーザー測量による標高データを用い、ゼロメートル地帯の画像と、震災後形状データを作成しました。比較のため、地図画像と震災後に撮影のオルソを国土地理院より貸与いただき、同形状データに配置しレリーフマップの作成を行います。作成したレリーフマップは、以下4点です。
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特定テーマ賞 受賞作品
携帯型森林GIS | 森林管理事業従事者向けの現地調査用アプリケーションです。Android端末上で動作し、端末のGPS機能で現在地の把握や目的地への誘導を行い、その周辺の森林情報と背景図を重ね合わせ画面上に表示させ、調査地点の森林の形状や属性情報を把握できます。また写真撮影やメモの記録、移動軌跡の取得ができ、現地調査を支援します。
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ALV(Active Link Vision) | 画像によるモバイルマッピングシステムにより作成されたCV(CameraVector)映像をシステム内にインポートすることで3次元GIS を実現するものです。画像内で3次元計測が可能で画像内に写っているものすべてに情報をリンク可能です。現実のコピーをコンピュータ内に持って、各種業務に応用出来ます。
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地質図Navi | 地質図をウェブで網羅的に配信・閲覧できるサービスはこれまで存在しませんでした。地質図Naviは、誰もが自由に地質図を利用し、活断層や火山を始めとする様々な地質関連情報を地質図に重ねて表示可能なウェブサイトです。地質調査業務の基礎情報としての利用だけでなく、住んでいる地域の地盤の性質を調べたり、自然環境を学習するためにも活用していただけます。産総研の配信する地質図データと各種データベースのコンテンツだけでなく、WMS、KML、GeoJSON等の標準形式で配信される多様なデータの利用も進められています。
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