地理院ホーム > 公共測量 > マニュアル・要領等のダウンロード > マルチGNSS測量 −近代化GPS、Galileo等の活用−
2020年6月4日 更新
従来、人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムとして、米国のGPS、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、ロシアのGLONASSが利用されてまいりました。
これらに加え、近年、欧州連合のGalileoや新たな周波数帯(L5帯)の信号を利用する「マルチGNSS」の環境が整ってきました。
国土地理院では、このような環境の下、マルチGNSSの信号を単独若しくは複数の組み合わせで行う測量の作業マニュアルを制定しました。
これにより、Galileo、新たな周波数帯(L5)を使用した1〜4級基準点測量が実施可能となります。
(令和2年6月追記)
L5 のPCV データの特性を踏まえ、L5 のPCV 補正について、L2 のPCV補正データを使用することができるよう改正しました。これにより、アンテナの機種が異なる場合にもL5を使用した基準点測量が可能になります。また、これに合わせて、マルチGNSS 測量マニュアル(案)の制定後に、作業規程の準則において改正された点を反映させました。
特徴 |
メリット |
---|---|
Galileoの使用 | 衛星数増→測量できる場所の拡大 |
L5の使用 | 3周波解析→10km以上の基線について 観測時間の短縮(120分以上→90分以上) |
基線解析(統合解析) | GPS 3機、Galileo 1機でも使用可 |
衛星系の組合せ拡大 | 観測の選択肢増 |
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