地理院ホーム > 公共測量 > 過去のトピックス > 「準天頂衛星初号機の測位サービスの提供中断」について
2017年3月16日 更新
内閣府宇宙開発戦略推進事務局の情報によりますと、現在、宇宙航空研究開発機構によって運用されている準天頂衛星初号機は、2017年2月28日をもって、内閣府に移管されます。
それに伴い、同年2月28日から1ヵ月程度、測位サービスのための信号配信が中断されます。
準天頂衛星の測位サービスの提供中断等の詳細については、下記のウェブサイトをご覧下さい。
準天頂衛星初号機の内閣府移管と「試験サービス」開始に向けた調整期間の確保について(新規ウインドウ表示)
作業規程の準則(平成20年国土交通省告示第413号 最終改正平成28年3月31日)第21条4項において、準天頂衛星を用いた基準点測量が規定されていますが、上記期間において測位サービスの提供が中断されるため、公共測量等の各種測量において、準天頂衛星の信号を利用することができませんのでご注意下さい。
なお、準天頂衛星の測位サービスの提供中断における各種測量機器及び解析ソフトウェアへの影響については、各メーカーへお問い合わせ下さい。
電子基準点における対応については、下記のウェブサイトをご覧下さい。
電子基準点データ提供サービスのページ(新規ウインドウ表示)
内閣府宇宙開発戦略推進事務局から準天頂衛星について以下の2つのフラグについて情報提供がありましたので周知いたします。
なお、以下により準天頂衛星を使ったGNSS測量を行っても、公共測量作業規程の準則に則り、重複辺や環閉合等による精度管理を行うことで再測量や再計算は不要と考えております。
内閣府宇宙開発戦略推進事務局からの情報
その1,ヘルスフラグ
測位衛星の健康状態を表すヘルスフラグについて、3月9日以降に一時的にフラグがGOOD(健康)となっており、準天頂衛星の測位サービスがGNSS測量に使用できる時間帯が発生した可能性がありますのでご注意ください。
その2,L1C/A信号のアラートフラグ
測位サービスの提供中断にともないアラートフラグはONになっていますが、試験サービス開始までの調整期間中、一時的にアラートフラグがOFFになり、意図せず解析に使用できてしまう時間帯が発生する可能性がありますのでご注意ください。
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